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「保険治療と自費治療の根管治療は一体どう違うのか?」という質問と回答

コラム

2020/05/19

当院では「保険治療と自費治療の根管治療は一体どう違うのか?」と質問を受けることがよくあります。
特に根管治療では、その違いがわかりにくいのではないかと思います。
当院の根管治療は保険診療、自由診療を問わずマイクロスコープ(顕微鏡)を用います。
その理由は、出来るだけ根管治療の質を落としたくないなからです。
根管治療は、非常に繊細な治療なので、手を抜くと多くの場合、数ヶ月から数年後にその歯根に問題が起こります。
しかも、すでに根管治療されている歯にトラブルが起こり再度根管治療が必要な場合は、さらに成功率が低くなります。
そのような歯は、さらに繊細な根管治療を行わなければ治癒は望めません。
繊細な根管治療を保険治療範囲内でどう落とし込むかが保険の根管治療の成功率のキーポイントになります。
しかし根管の内や外で、すでにトラブルが起こっているケース(どこかで穴が開いている・破壊されている・根の先に大きな病変があるなど)は、
保険診療範囲内の根管治療では対処出来ないことが多く、自費治療の特殊な治療法や材料を用いないと治療成功率を上げることが出来ません。
自費診療でないと治療が成功しないかどうか、保険診療でも一定の成功率が見込めるのかどうかを判断することが非常に大切なのです。
また、保険治療範囲内の根管治療を外科的歯内療法(歯根端切除など)を行うことを前提として行うこともあります。
しかし、自費根管治療の特殊な方法(EMAT)を用いると根の先に大きな病変がある場合や歯根嚢胞と言われる状態でも、外科的歯内療法を行わずに治癒を見込める場合が多く認められます。
追記として、保険と自費の根管治療のメリット、デメリットを簡単に説明します。
保険治療のメリット
①治療費が安価である。
保険治療のデメリット
①治療時間に制限があるので(当院では最大30分)、治療回数が掛かることが多い。
②使用材料や治療方法に制限があり、保険で決められたことしかできない。
自費治療のメリット
①治療時間を十分に確保することができる。治療回数の短縮にもなる。
②もっとも確実性が高い使用材料や治療方法を応用することができる。
自治治療のデメリット
①費用がかかる。
当院では、自費治療を無理矢理には勧めませんので、上記に説明申し上げた「保険と自費の根管治療のメリット、デメリット」をよく検討して頂き患者様ご自身が納得し理解した上で、治療に望まれるのが一番ベストだと考えます。








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