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被せ物や詰め物の善し悪しが、根管治療歯の成功率に影響する。
コラム
2021/11/24
患者様に、非常に面白い文献を紹介します。
(根管治療の成功率=①+②)
Ray&Trope(1995年)の文献によると、
ケースその1)①根管治療 Good ② 修復治療 Good 成功率 91.4%
ケースその2)①根管治療 Poor ②修復治療 Good 成功率 67.6%
ケースその3)①根管治療 Good ②修復治療 Poor 成功率 44.1%
ケースその4)①根管治療 Poor ②修復治療 Poor 成功率 18.1%
この文献からわかることは、修復物(被せ物や詰め物)の質が根管治療の予後を左右することが示されています。
精度の高い根管治療をしてもその後の被せ物や詰め物の精度が悪いと、(歯との)つなぎ目から細菌侵入を許し根管内の再感染を許してしまう可能性があるのです。
よって精度の高い根管治療行うと同時に、精度の高い修復治療を行うことで治療の成功率が格段に高くなるのです。
私が、根管治療の成功率を上げるために、精度の高い修復治療にこだわる理由は、ここにもあります。
はやし歯科医院
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