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マイクロスコープ(顕微鏡)根管治療で歯を抜かない治療を目指します。

コラム

2020/02/24

■顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた根管治療で歯を抜かない治療を目指します。


 





















虫歯が重症化すると、最終的には歯を抜かなければならなくなります。虫歯菌によって歯質が溶かされ、歯の神経まで侵されてしまっては、歯としての機能を果たせなくなるからです。けれども、根管治療(こんかんちりょう)を実施することで、神経を除去しても歯を残すことも可能となります。ここではそんな「歯を抜かないための治療」である根管治療についてわかりやすく解説します。

 

▼根管治療とは?

 

根管治療とは、いわゆる「歯の根っこの治療」を意味します。虫歯菌に侵された根っこの中をきれいにお掃除する歯科処置です。比較的長い期間を要する治療なので、途中で投げ出してしまう人もいらっしゃるのですが、きちんと最後までやり遂げることで、かけがえのない天然の歯を抜かずに残すことができます。

 

▼治療期間が長くなる理由

 

軽度の虫歯であれば、虫歯菌に侵された歯質を削って、レジンを詰めるだけで治療が完了します。中等度の虫歯になると、削る歯質の量も多くなり、製作する補綴物も大きくなるので、治療期間も長くなりますが、それでも数週間ですべての処置が完了します。

 

一方、根管治療は「根管」というとても細くて複雑な部位に処置を加えることから、数ヶ月に及ぶことも珍しくありません。ただし、当院のマイクロスコープを用いた拡大視野における根管治療であれば、精密な処置を施せるだけではなく、自由診療の根管治療であれば治療期間も短縮させることも可能となります。

 

▼こんな方にはマイクロスコープ(顕微鏡)を用いた根管治療がおすすめ

 

根管治療は、患者さまにとっても根気のいる歯科処置となりますので、いっそのこと歯を抜いてしまった方が良いのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。確かに、歯を抜いた後にはブリッジや入れ歯、インプラントといったさまざまな治療の選択肢が用意されているので、必ずしも「天然歯を残す」ことに執着する必要はないかもしれません。ですので、当院では次に挙げるような方に根管治療をおすすめしております。

 

    いつまでも自分の歯で食事をしたい

 

入れ歯やインプラントのような人工物ではなく、自分自身の歯で食事をしたいという方には、根管治療がおすすめです。重症化した虫歯では、根管治療を成功させることが天然歯を残す唯一の方法となります。

 

    お口の健康を維持したい

 

お口の健康は、すべての天然歯が問題なく機能することで、正常に保つことができます。そのため、何らかの理由で歯を1本でも失うと、そのバランスは大きく崩されていくこととなります。例えば、重症化した虫歯で根管治療を行わず、抜歯を選択したとしましょう。歯列の中には、大きなすき間が生じ、残った歯がそのスペースを埋めようと移動を始めるのです。すると、全体の歯並びが乱れるだけではなく、上下の歯列のかみ合わせにも異常が生じてきます。その結果、効率良く食べ物を噛めなくなったり、歯や歯茎、顎の関節にかかる負担が増えたりすることで、さまざまな病気を引き起こしてしまいます。

 

    老けて見られたくない

 

入れ歯やブリッジというのは、精密に仕上げることで天然の歯に近づけることが可能です。けれども、そこにはやはり限界があります。とくに入れ歯は、大型の補綴装置なので装着することで老けた印象を与えてしまうことも多々あります。実際、入れ歯の見た目に悩まれている方も少なくありません。そうした見た目の良し悪しを重視する方にも、天然歯を残せる可能性がある根管治療がおすすめといえます。

 

▼マイクロスコープ(顕微鏡)を用いた根管治療をおすすめする理由

 

当院では「天然歯を残す」ということに全力を注いでおります。それは次に挙げるような理由があるからです。

 

    天然歯に優る人工歯はない

 

どんなに優れた補綴物でも、天然歯に優るものはありません。入れ歯は使用していく中でズレなどの不具合が生じてきますし、人工歯根のあるインプラントでさえも、天然歯の機能をすべて補うことは不可能なのです。

 

    天然歯はかけがえのないもの

 

入れ歯やブリッジなどは、不具合が生じれば作り直すことができますが、天然歯はそうはいきません。一度抜いてしまったらもう二度と元に戻すことはできないのです。

 

    お口や全身の健康維持・増進に寄与する

 

根管治療によって歯を残すことは、お口だけではなく、全身の健康維持・増進にも役立ちます。天然の歯を残すことができれば、咀嚼機能や発音機能が維持されると同時に、いつまでも若々しい状態を保つことが可能となります。その結果、心身ともに健康でいられるのです。

 

▼他院で抜歯と診断された方へ

 

他院で根管治療を過去に受けられ、その歯が再び悪くなり抜歯と診断された方や、再根管治療を受けたが症状が改善せずに抜歯と診断された方は、セカンドオピニオンとして当院に一度ご相談下さい。治療可能かどうかを診断致します。

まずは、マイクロスコープ(顕微鏡)を用いた通常の根管治療で対応できるかどうかを当院で診断します。

 

⇒ 顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた根管治療

https://www.hayashidentaloffice.com/micro-end

 

顕微鏡を用いた通常の根管治療では、対応できない難治性のケースの場合

非外科治療をお望みであれば、高周波エネルギーを用いた根管治療をお勧めします。

 

外科治療を望まれない患者様への治療提案

 非抜歯骨再生療法(EMAT)

https://www.hayashidentaloffice.com/regeneration-therapy

 

また、歯科用顕微鏡を用い外科的歯内療法(マイクロサージェリー)によって、難治性のケースに対応できることがあります。そんなマイクロサージェリーについては、以下のページをご参照ください。

 

外科処置しか方法がない場合の治療提案

⇒ 顕微鏡を用いた外科的歯内療法(マイクロサージェリー)

https://www.hayashidentaloffice.com/micro-end-Surgery

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