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金属の土台の罪悪
症状の紹介
2020/02/24
金属の土台(メタルコア)の罪悪
金属の土台は、前歯部審美修復治療でも問題を起こすことがあります。
下記のような状態で悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
①他院で装着された右上中切歯(写真では、向かって左の前歯1本)のオールセラミックです。
セラミックの色が悪いとのことで当院でのやり替えを希望されましたが、1本だけセラミックの周りの歯肉の色が黒く見えます。
しかし、金属の土台が入ってる歯の色が真っ黒になっています。
これは、金属イオンが歯に溶け出し歯の色を真っ黒にしてしまったのです。
歯の根が黒すぎて覆われている歯肉に黒色が透けて見えます。
また歯肉にも金属イオンが溶けて染み出ている可能性が高いです。(メタルタトゥー)
③金属の土台を除去しましたが、歯は黒変し歯肉は黒いままです。
金属の土台(メタルコア)は、歯よりも硬いので歯を割るリスクが高くなるだけでなく、前歯の審美治療においても厄介な存在になることがあります。
特に保険治療で使う金属の土台は、このように歯質を黒変させ腐食させやすい。
また、金属の土台を削る際に、歯肉まで削ってしまいそこに金属の削りカスが歯肉に入ってしまうとメタルタトゥーと呼ばれる歯肉の入れ墨状態になってしまいます。よって当院では、自由診療、保険診療に限らず金属の土台(メタルコア)を極力使わないようにしています。
メインはファイバーポストコアと呼ばれるグラスファイバーと樹脂の土台を使用しております。
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